お金にならないお金の話

お金は使うと無くなる、これを公理とする

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

搾取とは何だろう

搾取とは何だろう これは搾取の解説や批判ではなく、個人的な搾取の定義である。これまで表現として「搾取」を使用したが、その内容があいまいで落ち着かない。前置きが長くなるが、搾取の定義を考える。 天然水が採取され、ボトル商品として販売されている…

詐欺師と泥棒

詐欺師と泥棒 オークションでは、売り手は出来るだけ高く売ろうとし、買い手は出来るだけ安く買おうとする。高く売る限界は、お金を受け取り、物品を渡さないことである。これならば、同じ物品を何度も売ることができる。これは詐欺である。同じように考え、…

電池の価格

電池の価格 人間が電池として利用される話は、映画マトリックスである。話しが進むと、人間はコンピュータの演算素子として接続しているが、電源であることの重要性はあいまいになる。物語において電池は神話であり、直面する解決すべき課題は、コンピュータ…

交換の幻想

プレゼント交換は互酬 交換の幻想 まだしゃべれない小さな子供と接すると、その子が持っているお菓子をもらう事がある。余っているから分けてくれるのだろうかと考えていると、もうひとつ渡してくる。結局、全部のお菓子を手放してしまう。お腹がいっぱいで…

通貨が増えるとどうなる

失われた20年さらに継続 通貨が増えるとどうなる 日常において、お金と通貨は同一であるが、貨幣は媒体の形式を重視し、紙幣と硬貨を示す。通貨は、紙幣と硬貨に加え、銀行預金を含む3種類をまとめた概念である。財理学での定義は異なるが、ここでは重要…

日本の通貨は3種類

日本の通貨は3種類 財理学を商品とお金の理を追求する学問と定義した。名称は独自に付けた仮称であり、同様の学問は経済学の内部、或は外部に既に存在すると考えられる。今のところ、人間の幸福を無視する考察は発見できず、探索中である。ここでは財理学を…

「物」理学と「財」理学

「物」理学と「財」理学 経済学は、経世済民の学問であり、生産活動を通して人間の幸福を目指す学問である。幸福とは、豊かであること、平等であること、自由であること、が含まれる。これは、自然科学における工学に相当する。工学は、自然の摂理を応用し、…

武器は揃った

武器は揃った 戦うと決めた訳ではないが、お金は使うと無くなる、この公理は生き残る可能性がある。お金は使うと無くなることを、当然と思う人も多いであろう。一方で、お金は人から人へ巡るものであると認識する人も多い。お金を使う上では、どちらも正しく…

名目と実質

名目と実質 銀行の無い経済では、企業が賃金を発行し、同額の付加価値を生産することにより、マネーストック=資本ストックとなる。これは保存則である。貨幣は付加価値と対を成し、対応関係は保証される。これは、銀行が預金と貸付金を対で発行する信用創造…