お金にならないお金の話

お金は使うと無くなる、これを公理とする

頭の中(銀行の営利活動)

頭の中(銀行の営利活動)

思考過程を図に示す。図を利用した説明や考察は、理解を深める効果を持つ。しかし、情報伝達に対しては、誤解を与える可能性もある。ここでは、思考過程を出来るだけ簡素に示すが、内容の理解には既存知識との整合性に注意が必要である。

お金は、使うと無くなる。第一原理。公理。

お金は、発行者が発行する。

お金は、発行者と利用者の一対で成立する。

通貨は、銀行群が発行者、経済主体(家計、企業、政府)が利用者。

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1.企業の借金により信用創造が実行される。両建てで利益は無い。

2.生産活動で資本蓄積が行われる。預金は家計に移動、貯蓄。

3.利子率が設定され、利子が生成、資産獲得。経済安定。 

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4.銀行が担保を設定。

5.担保の対となる預金が生成。利益確保。

6.自己資本を企業に貸付。経済安定。

以降、正のフィードバックにより、拡大再生産を促進。利子率の設定に失敗すると経済は不安定となる。発行体である銀行が預金を保持できるのか不明、群体だから可能か。